区切りの悪いところでも、休憩する


さっそくですがITエンジニアに関する「ゾーン」という言葉をご存知でしょうか。書籍「Joel on Software」にもでてくる言葉で「作業に完全に没頭して周りのことを忘れた状態」のことです。ITエンジニアはゾーンに入ったときに最もよく働くことができます。
参考ブログ:プログラマは必読かも 「Joel on Software」 - http://d.hatena.ne.jp/higepon/20051223/1135342695

さらに一番共感を抱いたのが「プログラマは静かな環境で作業している?」という項目とその根拠です。
・知識労働者にスペースと静かさとプライバシーを与えると生産性があがる
・知識労働者は「フロー」あるいは「ゾーン」として知られる、作業に完全に没頭して周りのことを忘れた状態にいるとき最もよく働く。
・ゾーン状態に入るのは簡単ではなく、15分ほど要する
・何かあると簡単にゾーンから追い出されてしまう。騒音、電話、ランチ、同僚による割り込み
・1分間でも中断であってもすっかりゾーンから追い出される。再びゾーン状態に戻るのには30分以上かかる。
・プログラマの隣でマーケティングの連中が大声で電話しているブルペンみたいな騒がしい環境だとしたら、絶えず邪魔されてゾーンに戻ることができず生産性はがた落ち。

Joel on Software

Joel on Software

ゾーンに入ると何時間でも作業ができてしまいます。というよりは何時間でも作業しないと気がすまなくなって、食事も睡眠も2の次になってしまいます。そうなると精神的には最高の状態でも体力的にはどんどんきびしい状態になります。額に変な汗がではじめると大変。どんなにゾーンの居心地が良くてもそこから出てこなくちゃいけません。
以前は数時間しか寝てない日が続いてもバリバリコードがかけたのですが、最近はそうでもなくて...。特にそんな日の午前中があっという間に終わっちゃいますね。すっきりしているときの午前中ってとても気持ちよく作業ができるっていうのにね。
と、そんなあなた(私)にオススメしたいのが、
「区切りの悪いところでも、休憩する」
ってことです。
これはどういうことかというと、作業をしているとどうしても区切りのいいところで休憩しようとします。例えば、10時、15時、同僚が休憩しているとき、これらのいずれでも「あとちょっと、あとちょっとだけ...」と思ってしまい、結局会社を出るまで一度も休憩しないなんてことになります。マネージャーであれば他人からの割り込みでしょっちゅう強制的に休憩(!?)が入るのですが作業担当であればただモクモクと作業をするだけですからね〜。「あとちょっとだけ」作業をしても区切りなんてこないのですよ。
だ・か・ら
はじめから時間を決めて休憩をとります。
10:00〜10:15、12:00〜13:00、15:00〜15:15とか。ここで気をつけなきゃいけないのは
同じプロジェクトチームのメンバー、または一人のプロジェクトであれば気の合う同僚とかと一緒に休憩することです。
自分だけ体力を回復させてもたかだか1馬力。そもそも一人でモクモク休憩してたら作業してるのとかわんないじゃん。それにみんなで休憩すれば怖くない(何が怖いんだろうね、笑)。
これやってみると意外と作業効率がアップしますよ。ゾーンに入る時間が限られちゃいますけど、そもそもゾーンに入らないといけないほど小難しい仕事はしていなかったりね(笑)。
ちなみに私は "Daily Deeds" というiPhoneアプリを使って休憩したかどうかをチェックするようにしています。そこまでするのかって感じ?(笑)それくらいしないと休憩なんてしないのよね〜。