ものすごくえぐいネガキャン、Gmail Man


私は中学生の頃にN88BASICに出会ったことがきっかけでコンピュータの世界を知った。それから1年もしないうちに私の夢はMicrosoftで働くことになった。
あれから15年。
いまはNaClという塩な会社*1で働きつつ、世界で活躍するITスターになることを夢見ています。

さて、15年たつといろいろあるのは私だけではないですね。

これは1/30にYouTubeで公開された動画です。タイトルは「Gmail Man」。制作したのは超でっかいMからはじまるソフトウェア企業。(や、やるねー)
内容は...Gmailに対するすごいネガティブキャンペーンなのです。いや、Gmailに対する問題はいろいろあるのだろうけどね。それは分かるんだけどね。
大きな会社にはこれを制作するだけの時間とお金があるんだよね。すごいな。(けど、本当にこれでいいのか?)

ここからは私の経験した話です。
ある会社(以降、A社)のサービスを別の会社に紹介する機会がありました。そのとき、A社の担当者に営業のための資料の手配をお願いしました。すると、A社のサービスの利点、課題に対する解決策、導入実績といった資料が届きました。実は私としては他社のサービスとの比較資料、つまりネガティブキャンペーン(以降、ネガキャン)を期待していました。ネガキャンはないかとA社の担当者に問い合わせをしたのですが、そういうものはないとのことでした。
その後も担当者と話をする中でA社はネガキャンをする必要がないということが分かりました。そんなことをしなくてもA社のサービスはとてもすばらしいものだったのです。
また、担当者はこんなことを言っていました。「コンペティション(コンペ、審査員による競技)でネガキャンをしても、結局は何が優れているかで勝負しないといけない。最終審査ではネガキャンは通用しない。」
私はマーケティングのことを考え始めたばかりなのでネガキャンの効果はよく分かっていません。でも、優れたサービスや商品を持っている会社にはネガキャンではなく、別のことをしてほしいと思います。というか、YouTubeを使ってネガキャンをする会社では働きたくないと思います。
幸い、いまところ NaCl は大会社でもなく、YouTubeでのネガキャンもしていません。よかった、よかった。

*1:NaClと塩との関係について詳しくは http://www.slideshare.net/kouji/mac-rubymac のスライド42ページ付近をご覧ください。