幼児期の、失敗した経験が重要です。


平成23年度幼稚園のPTA会長になった私は、子供のことを考え・行動しているえらい人の話を聞く機会を与えてもらいました。その中で印象に残っているのが、松江周辺の保健室のボスみたいな人の講演です。講演では次のようなことを話しておられました。

今の子供達は楽しい・嬉しい経験は多い。遊園地にいったり、おもちゃを買ってもらえたり。それもいいことかもしれませんが、失敗する経験が必要です。工作をしたり、手伝いをしたり。

それを聞いてから、私は息子にどんな失敗を経験させられるのか考えるようになりました。
子供の頃の私自身の大きな失敗は、なんといっても飼っていたインコに関するものでしょう。
いつものようにインコにエサを与えようと鳥かごを開けたところ、インコが鳥かごから出てしまいました。「おっとっと」と思い、追いかけたのですがなかなか捕まえることができませんでした。すばしっこいインコは段差もひょいひょい飛び越えて隣の部屋まで行ってしまいました。すかさず僕も追いかけました。と、その時インコは回れ右をして私の足元へ、、、気がついた時には私の足元でインコはぐったりしていました。
踏んづけて飼っていたインコを殺してしまったのです。
ごめんなさいと誤ってもインコは生き返りませんでした。取り返せない失敗の一つです。これも子供の頃の失敗の一つなのだろう。
こんなことを考えていると、失敗は与えるものではないのかもしれないと思います。失敗は日々の生活の中で必ず起きることなのかもしれません。ゲームやテレビの仮想空間ではなく、リアルな生活の中でね。リア充最高。